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北欧らしい「ヒュッゲな暮らし」とは

Life

初めまして、ヒュッゲと申します。

近年ミニマリストやサウナブームが流行し、生活の中にも北欧スタイルを取り入れる方も増えてきています。

筆者自身も2016年にフィンランド、デンマーク、スウェーデン、ノルウェーを旅したことがきっかけとなり、可愛らしい雑貨やインテリアだけでなく、北欧の人々の生き方、考え方を参考にするようになりました。

世界幸福度ランキングに北欧の国々がランクインする昨今、学費や医療にかかるお金が無料であるなど社会保障の基盤がしっかりしていること以外にも、今回のテーマであるヒュッゲの見つけ方こそ、彼らの幸福度に大きな影響を与えているのではないでしょうか。

本日は、北欧文化や北欧の暮らしに興味のある方に向けて、北欧人らしい「ヒュッゲな暮らし」について書いていきます。

私たち日本人の生活でも取り入れることができるポイントもあるので、ぜひ参考にしてみてください。

ヒュッゲ(Hygge)とは

ヒュッゲとは、日本語に訳せる言葉は無く、一人ひとりヒュッゲに対する考え方も少しずつ異なりますが、大まかに表現すると「心地の良い時間や空間」を表します。

そのため、一人の時間が心地が良い人もいれば、家族や気のおけない仲間との時間を楽しむことが心地が良いと感じる人もいます。

その人にとって「心が安らぎ、日々の暮らしを楽しむことができる」。

そんなポジティブな時間、空間、考え方などがヒュッゲの根幹です。

スウェーデンにもまた「ラーゴム」という概念があります。
消費主義の生活とは反対に、多すぎない、少なすぎない適量の物を持ち、適度に暮らしていくことを意味する言葉です。
物を持てば豊かになると考えがちですが、物が増えれば収納が必要になり、大きな家が必要になります。

「ヒュッゲ」も「ラーゴム」も物質で満たされるのではなく、人とのふれあいやリラックスした時間で満たされることを大切にした考え方です。

北欧らしい心地の良いヒュッゲスタイル

親しい友人や家族を招いての食事、招待された際、

「何を出したら喜ぶだろうか」

「何を持って行ったら喜ぶだろうか」

とおもてなしの気持ちを大切にするのが日本人の素晴らしいところです。

ところが楽しい反面、気疲れし億劫になってしまった経験は誰しもあると思います。

北欧では、「今からうちでお茶しない?」と気軽にお茶や食事に誘います。

食事は気取らず、普段作っているものを大皿に乗せて出すだけ。
物が少ないシンプルな暮らしをしているので、慌てて掃除する必要もありません。

誘う側も、誘われた側も気軽にホームパーティを開くことができ、自然体で気楽な人間関係を気づくことができるのかもしれません。

ヒュッゲな暮らしのための工夫

「ヒュッゲな暮らし」と言葉で言うのは簡単ですが、どのように私たちの生活の中に取り入れていければ良いでしょうか。

100人いれば100通りのヒュッゲに対する考え方がある中で、日本で生活する私たちでも少し工夫してみるとヒュッゲを感じることができるヒントを5つ紹介していきます。

身近な人を大切にする

当たり前のことかもしれないですが、北欧の人々は家族と過ごす時間をもっとも大切にします。

もちろん仕事も大事ですが、残業をほとんどせず、その分早めに出社したり集中力を高めて仕事を早く切り上げることにとても長けています。

また、上述したようにホームパーティを開く際も、特別な料理を時間をかけて準備すことも素晴らしいですが、家族や友人が集まってから作れるような簡単なものやお菓子などを用意するのも良いでしょう。

肩肘張らず、ありのままでいられる関係性が良いですよね。

お気に入りのものを使う

例えば、器を購入するとき「これは普段用」「こっちは来客用」と分けたりしませんか。

ヒュッゲな暮らしを楽しむ北欧の人々は、少し高価だけど気に入っているものを普段用、来客用関係なく食卓に出します。

やがて傷がつき、古くなっても、愛着のあるモノに囲まれ、好きな人と過ごす時間がヒュッゲな時間になります。

また、モノを購入する場合、必要以上にモノを増やさないというのが北欧人の考え方です。

トレンドやセールに振り回され、買っては手放すを繰り返す消費社会のなかで、欲しいものが必要なものであるとは限りません。

日本には「足るを知る」という言葉があるように、自分に何が必要で何に幸せを感じるのか一度考えてみて、自分のスタイルを確立するのも良いかもしれません。

光と灯りをうまく取り入れる

日照時間が短い北欧では光をとても大切に考えます。

特に家は身体を休める休息の場でもあるため、昼間は自然光で生活するが、夜は昼間のような明るい光は必要ないという北欧人の考えです。

そのため、日本のように1つの部屋に大きくて明るいシーリングライトが1つあるというようなスタイルではなく、一つの部屋に落ち着いた照明がいくつもあるような生活様式です。

本を読むときは手元を照らす灯り、寝室はキャンドルを置くなど用途に応じて灯りを使い分けます。

また、近年北欧スタイルを家のインテリアに取り入れる人も増えてきましたが、照明をいくつか部屋に配置することで、住空間に奥行きが生まれ雰囲気がある部屋になります。

ヒュッゲな暮らしをしていく上でも、寝室にキャンドルやアロマをたき、暖かい灯りの中でゆったりと身体を休めてみるのも良いでしょう。

自転車移動や散歩で自然を感じながら過ごす

デンマークの首都コペンハーゲンが「世界一の自転車都市」と呼ばれていることをご存知でしょうか。

コペンハーゲンでは、自転車が通学・通勤の交通手段の約50%を占めていて、2016年には自転車の数が車の数を抜くという快挙を達成しました。

デンマークだけでなく北欧の国の多くは、自転車専用道路や自転車専用信号機が整備されており、小さい子どもからお年寄りまで安心して自転車ライフを楽しむことができる環境にあります。

日本でも、環境配慮の面から昨今は、車道に自転車レーンが書かれた道路も増えてきましたが、車社会が根強い日本においてはまだまだ難しい課題があります。

車や電車に乗っているときとは違い、肌で感じる暖かさや冷たさ、四季の移ろいを感じられるのも自転車の魅力です。

自転車を取り入れるのが難しい方は、自然や公園の中を散歩をしてみたり、時間がある時に季節の花々をお家で楽しんでみることから始めてみてはいかがでしょうか。

無理をしない

先ほど、北欧の人々は気軽にホームパーティやお茶をすると言いましたが、私たち日本人も日々の忙しい暮らしの中で、時には肩肘張らず、頑張りすぎない暮らしが大切です。

例えば、家事も同じことが言えるかもしれません。

毎日、家事や育児に追われ、家族に手作りの食事をつくり片付ける。

旦那さんやパートナーが協力してくれたとしても、日々やることに追われる中で継続するって大変ですよね。

そんな日は「今日は疲れてるから外で食べない?」なんて誘ってみたり、いつも3品作るところを1品減らしてみたり。

その分、いつもより長めにお風呂に浸かったり、早めに休息を取ることで心と体を整えることができます。

日本に住む私たちが、毎日十分な自由時間を確保するのは難しいですが、自分に余裕を持って暮らしていくためには、無理はせず、たまにはスイッチを緩める工夫も大切かもしれないです。

まとめ

今回は「ヒュッゲ」(hygge)というキーワードをもとに、彼らの気負わず伸び伸びとしたライフスタイルから学べるポイントをご紹介してきました。

ご紹介したポイントは一部ですが、私たち日本人の忙しい生活スタイルの中においても、少し工夫してみると小さな幸せを感じるきっかけになるかもしれません。

日々小さな幸せを見つけるのが得意な北欧の人々にならい、自分ならではの「ヒュッゲ」を見つけてみてはどうでしょうか。

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